「よく『勝利投手の権利を持って降板しました』とか聞くけど、具体的にどんな条件なんだろう。」
このような疑問に対し、この記事では
- 勝利投手の権利の条件【先発投手】
- 中継ぎ投手の場合
- 先発投手にとって勝利数は重要
- 24勝0敗1セーブの伝説
について解説していきます。
勝利投手の権利の条件は5回以上投げてリードしていること【先発投手】
まず、先発投手の勝利投手の条件は5回以上投げてリードしていることです。なので、先発投手は5回投げ切れるかというのが大きなポイント。
また、リード時に途中で降板しても5回以上を投げ切れば、勝利投手の権利は残ったままです。ただ、その後味方が同点に追いつかれたり逆転されてしまうと勝利投手の権利は無くなってしまいます。
以下の試合結果を例に説明してみましょう。
勝ち投手は今永投手となっていますね。7回を投げ切って1失点で、降板した際のスコアは4対1でした。そのまま点が入らず試合が終わったため、勝利投手となったのです。
中継ぎ投手の場合
一方で、中継ぎ投手が勝利投手になる条件は、以下のとおり。
- 同点もしくは負けている状態で登板し、降板直後の回に追加点が入り、リードする
(先発投手が5回を投げ切った場合) - 中継ぎの中で投球内容が一番良かった
(先発投手が5回を投げ切らなかった場合)
それぞれ解説していきます。
同点もしくは負けている状態で登板し、降板直後の回に追加点が入り、リードする
文字だとわかりづらいので、以下の試合結果を例に説明します。
この試合は藤浪投手が勝利投手となっています。先発のガンケル投手は6回投げており、5回以上という条件をクリア。
そして、藤浪投手は8回裏に5対4のリードの場面で登板。1失点して同点に追いつかれてしまいましたが、直後の9回表に味方が1点加えて試合が終了しています。
そのため、藤浪投手が勝利投手に。失点していても関係ありません。ただ、藤浪投手としては、同点に追いつかれてしまったことで、ガンケル投手の勝利投手の権利が無くなってしまったので、勝利投手とはいえ、素直に喜べないでしょうね。
中継ぎの中で投球内容が一番良かった
次に、先発が5回を投げ切らなかった場合です。投球内容が良かったというのは、かなり曖昧な表現ですが、この事例に当てはまる試合結果が以下のとおり。
まず、先発のサイスニード投手が4回に降板。中継ぎで4イニングも投げた高橋投手が勝利投手という結果に。
ヤクルトはサイスニード投手が4回を投げたあとに逆転していて、5回を小澤投手が投げています。なので、小澤投手に勝利投手の権利がつきそうですよね。ただ、高橋投手の方が内容を評価された結果、勝利投手となっています。
ちなみに、投球内容を判断するのは審判員。なので、具体的な条件があるわけではなく、担当の審判員の判断で勝利投手が決定します。
先発投手にとって勝利数は重要
タイトルのとおり。というのも、投手として評価する際に注目されやすい指標だからです。実際にオフシーズンの選手インタビューなんかでもシーズンの目標に二桁勝利を掲げる先発投手は多いです。
ただ、勝利数は運が絡む要素が大きいのも事実。例えば自分が登板する試合にあまり援護点がもらえなかったり、勝利投手の権利を持って降板してもリリーフが逆転されてしまったりがあるわけで…。
なので、勝利数よりも防御率の方が実力がしっかりと反映される数字だといえます。実際にダルビッシュ投手も「勝利数よりも防御率を評価してほしい」と発言したことが過去にありました。
24勝0敗1セーブの伝説
最後に捕捉情報として、日本のペナントでは1シーズン24勝が日本記録として登録されています。達成したのは2013年に楽天に所属していた田中将大投手。
当時の成績はタイトルにもあるとおり、24勝0敗1セーブ 防御率は1.27という圧巻の記録でした。シーズン24連勝というのは、日本記録だけでなくギネス記録にも認定。
田中投手の活躍もあって楽天はリーグ優勝、日本一にも輝きました。
先ほど、勝利数は運が絡むといいましたが、この年の田中投手は実力で掴んだ24勝といっても過言ではないです。防御率は1.27で1試合で1失点しかしていない計算ですからね。
なので、今回ご紹介した勝利投手の権利の情報と合わせると、田中投手の凄さがよくわかるかと思います。また、今回の情報を知っていると、野球を見るうえで5回に対する意識が変わると思うので、より野球を楽しむきっかけになれば嬉しいです。
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ちなみに私は野球好きのおかげで職場の上司とは常に円満な関係でした。年上の方は野球好きが多いですし、ほぼ毎日試合があるので話題が尽きないんですよね。やきゅうの ちからって すげー!
ただ、最近はテレビで野球中継がほとんど放送されておらず…。
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