「中継ぎ投手につく”ホールド”って、どういう条件でつくの?」
「セーブとの違いは?」
この記事ではホールドの条件、セーブとの違い、ホールドポイント(HP)の意味を整理します。
先に結論
ホールドはリードを守って次の投手につないだ中継ぎ投手に記録されるものです。
セーブが試合を締めた1人だけに記録されるのに対し、ホールドは1試合で複数の投手に記録されます。
ホールドとは
ホールドとは、勝ちパターンの場面で登板し、リードを保ったまま次の投手につないだ救援投手に記録されるものです。
クローザー(抑え)が評価される「セーブ」に対し、その前を投げる中継ぎ投手の働きを評価するために作られた指標です。
日本プロ野球では1996年にパ・リーグが採用し、2005年から両リーグで統一されました。一方MLBでは公式記録ではなく、データサイトなどで広く使われる非公式の指標という扱いです。
ホールドがつく条件
まず、次の4つをすべて満たす必要があります。
- 先発投手・勝利投手・敗戦投手のいずれでもない
- セーブが記録されていない
- 試合の最後(最終回の3アウト目)を取った投手ではない
- 1つ以上アウトを取っている
そのうえで、3点以内のリードの場面で登板して1イニング以上投げる、または同点の場面で登板して無失点で降板するといった条件を満たすとホールドが記録されます。
ポイントは「勝ちが消えかねない緊張感のある場面」で投げたかどうかです。大量リードの場面で投げても記録されません。
セーブとの違い
| 項目 | ホールド | セーブ |
|---|---|---|
| 対象の投手 | 中継ぎ(試合の途中で降板) | 抑え(試合を締めた投手) |
| 1試合の記録数 | 複数の投手につく | 最大1人 |
| 試合の最後を締めたか | 締めていないことが条件 | 締めたことが条件 |
たとえば7回・8回・9回を3人の投手がリードを守ってつないだ場合、7回と8回の投手にホールド、9回の投手にセーブが記録されます。
ホールドポイント(HP)とは
ホールドポイント(HP)は、ホールド数+救援勝利数で計算される数値です。
なぜ足すのかというと、リードを守りきったのに勝利投手になってしまうとホールドがつかないため、そのぶんを補って中継ぎの貢献を正しく測るためです。
タイトルの「最優秀中継ぎ投手」は、このホールドポイントで決まります。
よくある誤解:降板後に逆転されてもホールドは残る
意外に知られていないのが、自分が降板したあとにチームが逆転負けしても、ホールドは記録されたままという点です。
ホールドはその投手が投げた区間の働きだけを評価する指標なので、その後の展開に左右されません。「ホールドがついたのにチームは負けた」という記録は珍しくありません。
ルールは試合を見ながら覚えるのがいちばん早い
中継ぎ投手の働きは、点差と場面を意識して見ると面白さが変わります。「この場面で投げたからホールドがつく」と分かるようになると、7回以降の見方が一段深くなります。
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まとめ
- ホールドはリードを守って次の投手につないだ中継ぎに記録される
- 共通条件は先発・勝利・敗戦投手でない/セーブがつかない/試合を締めていない/1アウト以上取る
- 3点以内のリードで1イニング以上、または同点の場面で無失点などが条件
- セーブは1試合最大1人、ホールドは複数の投手につく
- ホールドポイント(HP)=ホールド+救援勝利。最優秀中継ぎ投手はこれで決まる
- 降板後に逆転されてもホールドは消えない
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