「先発投手は5回投げないと勝利投手になれないの?」
「5回もたなかったら、勝ちは誰につくの?」
この記事では勝利投手が決まる仕組みを、先発と救援に分けて整理します。
先に結論
先発投手が勝利投手になるには、5回以上投げ、降板時にリードしていて、そのリードが試合終了まで保たれることが条件です。
5回未満で降板した場合、勝利は救援投手に与えられます。誰につくかは「最も効果的な投球をした投手」を記録員が判断して決めます。
先発投手が勝利投手になる条件
先発投手に勝利がつくには、次の3つがすべて必要です。
- 5回以上投げている
- 降板したときにチームがリードしている
- そのリードが試合終了まで保たれる
この3つを満たした状態が、いわゆる「勝利投手の権利を持って降板した」という表現です。実況で「6回を投げて勝利投手の権利を持ってマウンドを降りました」と言われるのは、この状態を指しています。
注意したいのは3つ目の条件です。権利を持って降板しても、そのあと救援投手が打たれて同点や逆転になれば、勝利は消えます。
なぜ「5回」なのか
野球は9回のうち5回以上を投げれば、試合の半分以上を担ったことになるという考え方です。先発投手としての役割を果たしたと認められる区切りが5回に設定されています。
なお雨天などで試合が短縮された場合は、規定が変わることがあります。
5回未満で降板した場合はどうなる?
先発が5回持たずに降板した場合、勝利は救援投手の誰かに与えられます。
このとき「登板順が最初の救援投手に自動的につく」わけではありません。公式記録員が「最も効果的な投球をした投手」を判断して決めます。
たとえば先発が4回で降板したあと、2番目の投手が3回を無失点、3番目が1回を1失点だった場合、より貢献した2番目の投手に勝利がつくことが多いという判断になります。
| 状況 | 勝利投手 |
|---|---|
| 先発が5回以上・リードして降板・逃げ切り | 先発投手 |
| 先発が5回以上投げたが降板後に同点・逆転 | 先発にはつかないその後の展開で決まる |
| 先発が5回未満で降板 | 救援投手最も効果的だった投手に記録員が判断して与える |
| 同点の場面で登板し、その後チームが勝った | その救援投手になることが多い |
救援投手の勝利とホールド・セーブの関係
中継ぎ投手が勝利投手になると、その試合ではホールドが記録されません。勝利投手にはホールドがつかないルールだからです。
そのため中継ぎ投手の貢献を測る指標として、ホールドポイント(ホールド+救援勝利)が使われます。「最優秀中継ぎ投手」のタイトルはこの数値で決まります。
ルールは試合を見ながら覚えるのがいちばん早い
「勝利投手の権利」は実況で頻繁に出てくる言葉です。投球回と点差を意識して見ると、5回・6回あたりの継投の緊張感がまったく違って見えます。
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まとめ
- 先発が勝利投手になるには5回以上・降板時リード・そのリードが最後まで保たれる
- 権利を持って降板してもその後に同点・逆転されれば勝利は消える
- 5回未満で降板した場合は救援投手に勝利がつく
- 誰につくかは公式記録員が「最も効果的な投球をした投手」を判断して決める
- 中継ぎが勝利投手になるとその試合はホールドがつかない
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