「プロ野球で特例2021っていうルールで選手の入れ替えが行われているけど、具体的にどんなルールなの?」
このような疑問に対し、この記事では
- 特例2021のルールとは?
- その他例年との変更点まとめ
- プロ野球の感染対策
- ルールを破り、処分を受ける選手も
について解説していきます。
プロ野球 特例2021のルールとは?
特例2021のルールは以下のとおり。
- 本人や家族の感染疑いや体調不良の症状が発生した場合、その選手は登録抹消
- 代わりに代替指名選手が一軍に昇格する
- 特例2021で抹消された選手は、10日間の登録期間を待たずに一軍に再登録が可能
- ただし、再登録には代替指名選手を抹消しなければならない
通常の入れ替えであれば、二軍から一軍に昇格するまで10日間が必要ですが、その期間を待たずに再度一軍登録できるということ。
ただ、通常とは違って、代替指名選手を抹消しなければならないので、特例2021の制度を使って選手をうまく運用するのは厳しいです。
その他例年との変更点まとめ
特例2021以外にも、プロ野球の2021年シーズンは以下の点が通常のシーズンと異なります。
- 延長戦なし(9回まで)
- 1軍選手の増員(1軍:29→31名 ベンチ入りメンバー:25→26名)
- 外国人枠が5人まで(投手5人or野手5人は不可)
- 外国人獲得・トレード・育成選手の昇格が8月31日まで(1ヶ月延長)
- 試合開始時刻の前倒し(首都圏のみ)
- 7月19日〜8月12日までの中断期間が設けられている(オリンピックの影響)
上3つの変更は戦い方に大きく関係する部分なので、より監督の手腕が問われます。また、オリンピックによる中断期間が設けられている点も、選手のコンディション面で大きく関係します。
ちなみに、中断期間の7月27日から8月10日の期間でエキシビションマッチの開催が決定。セリーグvsパリーグの組み合わせでオープン戦のように選手の調整として試合が行われます。
プロ野球の感染対策
特例2021は、選手への感染拡大を抑えることを目的とした制度です。選手などの球団関係者はPCR検査を定期的に受けたり、不要不急の外出を禁止などの制限をされながら試合に臨んでいます。
ちなみに、私は横浜DeNAベイスターズのファンなのですが、坪井コーチのインスタを見ると、以下の投稿のように「外禁」と書いてあるので、行動が制限されていることがわかります。
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また、最初の特例2021のルールのところでも述べましたが、特例2021として抹消されるのは選手自身だけではなく、家族にまで範囲が及びます。
そのため、選手の家族は私たちよりも感染対策を徹底しながらの生活を送っていると思うので、改めて大変だなと感じます。
現在当たり前に行われているプロ野球ですが、ほとんど中止になることなく開催されているのは、こうした努力のおかげなんだと。なので、プロ野球を楽しめている環境に感謝を忘れないようにしたいですね。
ルールを破り、処分を受ける選手も
一方で、不要不急の外出などのルールを選手が破ってしまい、それが週刊誌などに報じられるケースもいくつか見られます。
6月下旬、深夜に都内クラブを訪れる
→自宅謹慎処分
【オリックス 杉本裕太郎選手、小田裕也選手、大城滉二選手】
5月中旬、遠征先である都内の宿舎に女性3人を招き、会食
→厳重注意
【ロッテ 清田育宏選手】
5月上旬、無期限謹慎処分解除後に女性と不倫
→契約解除
このようなご時世でなければ、処分を受けることはない内容がほとんどだと思います。ただ、この行動がきっかけで感染が拡大し、プロ野球が中止になってしまう可能性があることを考えると処分は妥当でしょう。
まとめ
特例2021のルールや、例年のプロ野球との変更点についてご紹介しました。
ちなみに、NPBは6月から選手や関係者へのワクチン接種を開始しており、オリンピック中にはワクチン接種を完了させるように動いているとのこと。
もちろん、ワクチンを摂取すれば必ず感染しないわけではありません。しかし、選手たちの不安が少しでも解消されるのであれば、無事に接種を終えてほしいですね。
【暴露】プロ野球をYouTubeライブ配信で無料視聴してた過去。プロ野球界の損失へと繋がる理由
・10年以上前からプロ野球に興味を持つ30代。
・月に1回以上現地で野球観戦。
・野球が好きすぎて、横浜スタジアムで係員をした経験あり。
・好きな球団は横浜DeNAベイスターズ。
・週1回草野球の練習に参加。